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木造一戸建て改修工事 その13 断熱材吹付

11月11日、1階の外壁と天井への断熱材吹付工事を行いました。 この日に向けての準備は、無数の隙間を埋める作業がなかなか終わらず、四苦八苦でしたが、 当日朝、無事に作業の人たちとバトンタッチすることができました。

吹付作業中は、現地にいることはできません。もし現地に残っていると、「こうなっちゃいますよ~」と、 天ぷらの衣のように断熱材がまんべんなく吹き付けられた脚立を示されたので、 「それは大変!退散します!」と答えて、現地を後にしました。

吹付がはじまるときに、少しだけ写真を撮影しました。みるみるうちに、白いウレタンフォームが天井に広がり、厚みを増していきます。

翌朝、部屋に入ると、断熱の効果で、住宅の室内の環境は一変していました。

廊下の天井は上の写真のような様子になっていました。

上の写真は、キッチンの窓のあたりの様子です。

こちらは、リビングルームの外壁の様子です。

和室だった場所(洋室に変更します)は、このように階段の裏側にも断熱材を吹き付けました。(斜めになっているところが階段の裏側です。)

断熱材を吹き付けた後の室内は、外の音が遮断されて、とても静かです。気候の良い時期だったので、断熱の効果を体感できるのは、12月以降になります。

さて、この次にやることは、11月25日に実施する気密測定に向けて、サッシまわりの隙間を室内側からシーリング材で充填したり、 断熱材施工待ちとなっていた、残りの耐震壁ボード・残りの1階床下地を完成させることです。

上の写真は、断熱材施工待ちとなっていた箇所に、耐震性の高いボード材を取り付けているところです。

また、上の写真は、耐震壁(耐震性の高いボードを取り付けた壁)を作った後に、その部分の床下地を完成させている様子の写真です。

この時期に併せて行った工事は、ユニットバスの取付工事です。11月16日に実施しました。

この写真は、ユニットバスを据え付ける作業の様子です。

お風呂での「ヒートショック」の危険を少しでも減らせるよう、ユニットバスの周囲の床、外壁、天井は、断熱材でくるむ形に しています。

上の写真で分かるように、お風呂の周囲の空間全体を断熱材でくるんでいます。

11月25日に実施した気密測定では、建物の気密性能の指標として用いられている「C値」が、2.0という結果となりました。 なお、C値とは、建物の断熱範囲の外周部(床・壁・天井)にある隙間面積(単位:cm2)を、 断熱範囲の床面積(単位:m2)で割った数値をいいます。

上の写真は、気密測定作業の様子です。株式会社サーモアドベンチャー様に、ご協力を頂くことができました。

気密測定中は、気密性が確保できていない箇所から空気が漏れるので、それを利用して、細かい隙間にシーリング材を充填したり、 缶に入っている吹付断熱材を充填したりして、少しでも空気が漏れる隙間を減らす作業を行いました。
これまで行ってきたことの一つの成績が出たので、ひとまず安堵しました。

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