木造一戸建て改修工事 その18 浴室の改修前、改修後
今回は、浴室の改修についてご紹介します。
浴室の改修前の問題点は、排水管の破損により、浴槽からの排水ができなくなっていたことと、壁・床の防水が切れてしまっており、周囲の柱・土台の腐食の原因となってしまっていたことでした。
また、断熱は施されていませんでした。このことから、冬季に寒い浴室で入浴しようとして、血圧が急激に変動し、心疾患や脳血管疾患を起こしてしまう、いわゆる「ヒートショック」現象を招きやすい状態でした。
また、入り口の段差も大きなつくりになっていました(上の写真)。
改修後の浴室では、給水・排水管類は全て新しくし、ユニットバスの採用によって壁・床の防水性能が長く保たれるようにし、入り口の段差がない形にしました。
また、浴室を含めた1階の主要部分を断熱で囲むことにより、暖房効率を高め、ヒートショックの危険を減らすようにしました。
上の写真2枚は、改修工事途中の様子です。浴室の床、壁、天井が、断熱材に囲まれていることが分かります。